土地取り引きは、借金する価値が生まれてきています

戦後の日本の経済事情

我が国の経済状況は、さまざまな波を乗り越えながら、現在に至っていますが、大きなリセットを戦争で行いましたので、その後のしばらくは、順調な成長を続けて行きました。
そうした経済的な成長の裏には、やはり何らかの需要があったわけですが、まず訪れたのが戦争特需による外需の拡大でしたし、現在では団塊の世代と呼ばれている世代が生まれた、ベビーブームの到来に伴う内需の拡大でした。
その後も、オリンピックや万国博覧会など、大きなイベントの中で、より国際的な地位を高めていったのです。

土地神話が借金してでも投資を生んだ

そうした中で、最も安全で優良な投資先とされたのが、土地取引に関する分野でしたので、多くの人が借金をしてでも、土地を購入したものでした。
これは、仮にお金を金融機関から借りたとしても、その際に発生する利子よりも、土地の値上がり幅の方が、圧倒的に大きなものだったからです。そのため土地は投資にそれほど詳しくない人にも、好まれた投資方法だったのです。
しかし、バブル景気の終了から最近までは、低成長あるいはデフレーションにより、景気の低迷が続いていました。
そのため土地の値段もだいぶ下がって行きまして、土地は投資対象として、以前の魅力を失っていました。

復活する!?土地神話

しかし、最近の経済政策や、オリンピックの招致の成功などから、再び土地の値段が上昇を始めたのです。
その傾向は、特に都心部で明確な数値として見られておりまして、土地取引の活発さの目安となる、新築分譲マンションの入居は、マンションが完成するずいぶん前の段階から、すでに完売することも珍しくないくらいです。
こうしたことから、現在の日本の土地取引は、以前ほどまでは至らないものの、借金をしてでも行うだけの価値のある、投資の対象になってきています。
ただし不確定要因が多いことから、私自身は、借金してでも投資しようとは考えておりません。